お知らせ

そこは壁もなく城もなく~有休という名の楽園~

自己投資

こんにちは!攻略班ミカヅキです!

本日は長年雇われ労働者という悲しい生き物をやって来て

一番不思議に思う要らないオプション有休についてお話させて頂きたいと思います。

それでは今日も元気よく始めて行きたいと思いますのでよろしくお願いいたします(*^^)/

ブラック企業勤めの父の背中

私は学生時代から密かに心に決めていたことの一つに民間企業に決して就職しない!というものがありました。

なんでこんな極端な考え方をしていたのかと言えば私の父親がブラック企業勤めだったからです。

子は親の背中を見て育つ

これはまさに本当で、この父の生き方は私の職業選択に大きな影響を及ぼしました。

一応大企業に当たるかどうかは分かりませんが名の知れたITメーカーの地方工場で

資材の管理事務で勤めていた父は、

私と同様(というか私のクセに強さは父親ゆずり)コミュニケーション能力に難を抱えており出世とかそういうのとはほど遠い存在でした。

というかマジでこのクセの強い性格を受けついだ時点で人生ハードモード過ぎるですが…泣

まあそれは置いて…おけないないけど苦渋の決断でひとまず置いておきましょう…!!!(しかたなくね!)

そんな父はこんな性格の上に私同様上司に可愛がられるような器用さも要領も良くなかったので

まあ大旨予想通り大変苦労をして雇われ労働者をやっていました。

年下の上司には毎日のように詰められ、残業時間を増やすと怒られるのでタイムカードを切って残業どころか

会社からは禁止されているにも関わらずUSBメモリを持ち帰って自宅で夜中の3時まで完全セルフサービス残業(ラーメン屋さんのお水かな…)を毎日毎日繰り返す日々…

父の書斎からは毎晩周りが寝静まってもこうこうと明かりが灯っておりました。

それでも父は私も含めて3人の子どもを育てていくために一生懸命定年まで立派に勤めあげたのです。

そんな立派な父の背中を見て育った私は…

損な人生まっぴら御免だぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~!!!!!!!!!!

とゴミクズ丸出しなダブルミーイングをしましたwwwwwwwwwwww

いや、もちろん愛する家族のため子どものためにやりたいことも全てなげうって立派に

仕事を続けた父はすごいと思いますよ、もちろん!!!!

尊敬だってちゃんとしてますし、本当に素晴らしい偉業をなしたとも思います!!!!

ただ、私がこんな生き方はしたくはない!!!!!っていうだけの話です笑

というか私にはマジで真似できません泣

真似なんてしようものなら

おそらく心がすり減って壊れて生ける屍みたいな感じでメンタルヘルスのお世話になって

ボロボロの身体を引きずって自立支援(精神通院)の制度を使いながら精神科通いお薬飲みのみの地獄絵図が余裕で想像できます…(怖ッわ…!!!!)

※人間には向き不向きもありますし、端から地獄になるのがわかりきってるならあえて身を焼かれにいく必要はないと思うの笑

そんな頑張ってる父を見て、絶対に私はこんな誰かの為に自分を犠牲にするようなどっかの士郎君じみた生き方も

家族の味方にもなれないと思い

とにかく死ぬような激務は嫌!!!!!

自分一人が死ぬまでなんとか食いつないでいけるような緩い生き方が出来ればそれで良いと心に決めておりました。

そんな浅はかな私が、浅はかな浅慮の元で志したのが公務員です

公務員なら別に民間企業のように営業をする必要もないし、ノルマもないのだから激務であろうはずもない!

というか民間企業なんてこんな父親の姿を見ていれば、選択肢としてそもそも論外でした笑

※民間企業は丸ごとダメ!!と烙印を押してしまったのが偏った物の見方でしたね汗

ただし、公務員になるのには凄まじく難しい第一試験を突破する必要があります。

民法から憲法、行政法、経済学など多種多様な今までやったこともないような専門的学問の数々から

数学や国語、英語など学校で習ってきたような部分の総集編みたいな感じのテストが課されるため、

その攻略はこの攻略班ミカヅキをしても非常に困難でした…

が、しかし!!

民間企業送りにされて(シベリア送りかな?)父親のような末路を絶対に辿りたくないというただただそのマイナスな動機を原動力に…

私は見事公務員試験を突破する事に成功したのでした!!

やったー!!念願の公務員になれた~!!

これで父親のように労働地獄な人生を送らずに有休取り放題の天国に行くことが出来るぞー-(^Д^)

かくして私は有休取り放題!!仕事は楽すぎて毎日パソコンの前に座っているだけでオッケーな天国のような労働環境を手に入れることが出来たのでしたとさ(妄想)。めでたしめでたし…

………となれば良かったのにね…(遠い目)

偉大なるゴッドファーザー(ブラック企業社畜)の背中が大きすぎて到底私には同じ真似はできないと悟る。

民間企業に凄まじいトラウマを植え付けられた幼少期の私、現実逃避で公務員を選択

有休…?何それ、美味しいの…??

結論から先に述べておきましょう。

公務員の仕事は決して楽でもなければ、有休取り放題なんかではありません!!

※当たり前ですww

なんだったら仕事が終わらなくて土日にふつーにサービス残業する人もいるくらい荒れ果てております笑

まずうちの自治体は1年に20日有休が頂けるのですが使い切っている人はいません!!!!(断言

それどころか土日出勤が頻繁にある部署では代休がもらえるのですが、有休が取りにくいのですから当たり前ですが代休も同様にめちゃくちゃ取りにくいですww

代休の消化でも困っているのに有休なんて夢のまた夢とおっしゃっていた先輩、元気でやってるかな…(遠い目

公務員は約3年で異動を繰り返すことに加えて行政サービスは仕事の内容が本当に幅広く、

土木、福祉、教育、市民窓口などなど多岐にわたっています。

端的に言ってしまえば2~3年で毎回転職を繰り返すようなものと思って頂いてかまいません。

せっかく一つの分野の知識を蓄えても次の部署に行けば全然役に立たなくなって

また0から下積みをせねばならないのは本当に苦行です笑

そして仕事内容は違えど総じて有休の取りにくさだけは全国共通?ですwww

どこの業界でも実にバラエティに富んだ有休の取りにくさというものが存在しております…(こんなとこだけ共通せんでいいし、富まなくていいからww)

まず私が一番最初に所属した部署は福祉課で主に障がいをお持ちの方の福祉サービスを担当しておりました。

この障がい者サービスは制度が複雑で、本当に多くの制度があり、担当一人一人が3つ4つと制度を掛け持ちしているという状態の部署でございました。

制度の数が多いので人数も20人ほどと大規模な部署でしたので

一人1日休んだところで人数的には問題なかったのですが

一人一人がその制度の専門家という立ち回りをしているため

一人が休むと休んだ人が担当している制度を周りの人がまったく分からないという致命的な弱点がございました。

担当が休もうがもちろん関係無くお客様はいらっしゃいますし、トラブルの種というものはすかさず飛び込んできますから(というか休んだ時に限って留守を見計らっているかのように厄介な案件って来るんですよねぇ笑)

休むのにはかなり勇気が必要でした笑笑

当たり前のことですが休んでる間に周りの人に迷惑がかからないように来客がありそう方の対応についての説明や済ませていくべき案件は全て片付けるといった用意は周到に行います。

しかし、それでも予期せぬ来客や自体というものはどうしてもあるものです笑

休みを開けて次の日に会社に行けば

昨日○○さんから××の件について問い合わせがあったんだけど話全然聞いてないんだけど??どうなってんの???

と言われることもしばしばでした…心にきちゃうぅぅぅぅぅ~泣

有休は心身をリフレッシュするための制度というのが建前であるにも関わらず

有休を取るたびに周りに凄まじく気を遣いますし、使った上でも何かがあれば詰められるという

状況でしたので全然リフレッシュすることは出来ませんでした(泣)

というか有休使った方がかえって周りに気を遣いすぎて疲れるという有様です

非常に使いにくい…というか色んな意味でほぼ使えねぇー制度だと何度思った事か分かりません。

公務員が有休取りやすいなんて嘘八百だと気付いた瞬間でもありました。

しかし、この頃はまだ最初の1部署目でしたので他の部署だったら状況は違うんじゃないかと!!

まだかすかな希望を胸に抱いておりました(笑)

きっとこの部署がブラック過ぎるだけなんだと!!

この福祉という厳しい現実を乗り越えることができれば、その先にはきっと有休取り放題の楽園が待っていると本気で信じておりました。

しかし、そんな夢も確かにこの頃から雲行きが怪しい場面は確かにありました…(早いよ…)

コロナになるずっと以前の労働組合の飲み会でのことです。

私が楽そうな部署(私の偏見100%)にいた先輩に一度こんなお話を頂いたことがありました。

本当に色んな部署があって、私も本当に沢山の部署を渡り歩いてきた。

だけど、楽な仕事なんて一つもなかった…

この時はお酒も入っていたので

私はこの言葉の重みを感じることが出来ませんでした…

というか信じたくありませんでしたww

脳が全力で受け入れ拒否をしていて、身体が強ばって吐き気がうっと来ましたがそれをぐっとこらえて

そ、そうなんですね!そうですよね…楽な仕事なんてそうそうあるわけないですよね、あはは…(..;)

こんな乾いた笑顔を浮かべるのが精一杯でした…

う、ウソだ…だって公務員やぞ?!

民間ではなくて、むしろ有休取得を率先していかなければいけない公務員の働き方やぞ?!

そんなことがあって良いわけがない…!!!!!ガタガタガタガタw(戦慄)

飲み会から帰ったあと私は自宅で絶望に震えながらも

きっとこれは先輩が大げさで言っているに違いないと、一種の脅かしに違いないと必至に耐えることしかその時は出来ませんでした。

そして、時は経ち…

やがてこの先輩のお言葉は真実であったと、先輩と同じ部署に異動することになって気付く日が来るのでした。

受け入れがたい現実!!公務員でも有休はまったく取れない!!

でもそれは福祉という分野がブラック過ぎるだけだと信じたかった(願望)

ずっと憧れていた壁の向こう側…

そしてついに運命の時がやって来ました。

私も新人だった頃先輩がいた部署と同じ部署に異動するときが来たのです

その部署は支所勤務でした。

行政の機能が全て集約されている本庁と異なり、支所はあくまで本庁からの仕事の受け持ちに過ぎず

限られた範囲でしか業務を行いません。

端的に言ってしまえば本庁よりも圧倒的に機能が少ないんです。

ですので本庁が激戦地ど真ん中だとすれば支所はまさにオアシス…!!

まるで壁の外の世界にあこがれをもつエレン・イェーガーのように

この本庁の向こう側の支所には自由な世界が広がっている…!!!!!

と目をキラキラさせながら辛い部署に勤めている仲間達と本庁の外の世界についてワクワクしながら語り合っていました。

支所を経験した先輩方にもこぞって外の世界について話を聞いて回りましたが

不思議なことに支所を楽だという先輩方は一人も存在しませんでした…

しかも支所の業務内容についてはこぞって皆口を閉ざすのです。

内容を話さない上に別に楽ではないという…私はこの現象が本当に謎でした。

きっと先輩型は支所勤務でサボっていることをばれたくないから口を閉ざしているに違いない!!

とすっごい失礼なことまで考えていたほどです笑笑

そして実際に自分が先輩の立場になってみて、全ての真実を知ることが出来ました…

まず楽かどうかについてですが、これは個人の価値感によるところが大きいというのが正直な感想です。

業務内容的にはきついという感覚はありませんがとにかく市民窓口の最前線であるがゆえに本当に色んな方が毎日訪れます。

気むずかしい方も多いですからこの辺はトラブらないために接客には最深の注意を払わなければなりません。

誰が何の用事で来るのか分からない…この不確定要素から毎日気が休まると言うことはまずないというのが一つ。

まあこれは支所に限った話ではなく、私が最初に配属された福祉課のように市民窓口を持つ部署の宿命と言えるでしょう。

しかし、支所はとにかく本庁とは違って各専門部署に細かく分かれているわけではありませんから取り扱っている業務範囲がとんでもなく広大でした。

本庁で言えば、例えば私が最初にいた福祉課でいうと、それぞれが一つの担当を受け持つことになるので

手当の担当ならば手当の受付だけを担当し、それ以外は他の人が受け持つわけです。

しかし、支所では本庁のように手当の認定と言った深い範囲までの処理を行わずに受付けのみに特化ししています。

手当だけでなく、障がい者サービスも年金も、国民健康保険も、住民票も、戸籍も、税金も、介護保険も全部ぜーんぶ市民に説明をできるレベルでの知識量が問われてくるのです。

本庁で支所から送られてくる書類を受け取ったいた時には

支所は受付けるだけで楽でいいよなぁー…と考えていましたがこの考えは本当に思い違いでした

幸い本庁で担当していた手当の範囲の知識は担当レベルで網羅(担当だったのだから当たり前w)しているのでお客様にもクオリティ高く説明することができますが

配属された当初は介護保険や児童手当といった高齢者福祉に子育ての分野の知識は未経験でしたので壊滅的でした笑笑

しかし、なんとかコツコツと毎日マニュアルを読み込んでいく中で今ではやっとそれなりにビビらずに受付けをする事が出来るようになってきました。

※今日もけっこう子育ての受付けが多かったので結構疲れたのは内緒…

そして最後支所が決して楽ではなかった理由3つ目は配属されている人数が少ないことです。

特に私が配属された支所の場所が悪かったこともあり笑

結構人口が多い地域の支所に配属されてしまったため毎日のように大勢のお客様が訪れます。

人口が少ない地域の支所だともっと違うのかもしれませんが

支所の中では激戦区の外れくじを引いたこともありこれも知識として勉強にはなりますが

キツさには拍車をかけることになったと個人的には思いました。

最後3点目、支所は本庁とは異なって人手が圧倒的に少ないです。

支所は本庁とは異なり機能が少ないですから当然ですが割り当てられる人数も少数精鋭です。

私の係も例に漏れず係員は実質2人しかいません。

2人しかいないのですから、有休で1人休もうものならもう1人の負担倍増です大ブーイングです笑笑

※表だってはもちろんしないけど、心の中ではもう面白くないですよねぇww

こんな状況下で休みなんて本当にとれるの…?泣と絶賛絶望中だったりしております笑

よって支所勤務が楽ではない理由はまとめると以下の3点となります!!

①お客様がどんな要件で来るのか分からないという不確定要素

②取り扱う行政サービスの幅広さ

少数精鋭だから一人休むと周りの人の負担が激増!!

よって以上より決して楽な業務ではないと言うことが正直な私の所見でございます。

まあ、大変ではございますが本庁の激務部署に比べれば残業もほとんどありませんし、

楽と言えば楽と言えるかもしれません。

ただし、前述したとおり公務員は3年で異動するという悲しい生き物です。

この支所勤務も永遠ではなく、いずれ水泡に帰す一時のもの…

結局本庁の激務部署に確実に戻されるという現実を加味するに結局公務員という生き物は有休を取る事が困難であることに変わりはないのでしょう。

壁の向こうにも楽園はない…その事実は実に私に重くのしかかりました…

エレン見て!!海(支所)だよ!!僕たち壁(本庁)の向こう側に来たんだよ!!

なあ、アルミン…この雇われ公務員という立場を辞めれば、俺たち自由になれるのか…?

エレン………泣泣泣

きっと雇われて働くという弱い立場にある以上自由な休みなどというものは公務員でも民間でも永遠に訪れることはないのかもしれません

憧れていた楽園は決して楽園ではなく、問題は山積み

有休を取得するためには有休の性質を整理し今一度使い方を考慮するべき!!

部署によって休みやすいは決してない!!有休を生かすも○すも自分次第!!

それでは長くなってしまったので今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

結構フランクで軽いスナック感覚の文章にしたかったのですが気がつくと3日も書けて6000文字近くの文章になってしまって申し訳なかったです(..;)

次はもっと軽目の文章に仕上げられるように頑張ります!

それではまた次回の記事でお会いしましょう!またね~(*^^)/

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