こんにちは!攻略班ミカヅキです!
昨年は投資ブームの勢いが増すばかりの状況でございましたが、なにやら最近は雲行きが怪しくなりつつありますね笑
私も例に漏れず投資に力を注ぎ勉強をして来て知り得た情報を元に、今回の記事では投資で絶対に稼げる!!いずれは億万長者になれる!!と考えている方にちょっと冷静になって頂くべく筆をとらせて頂きました。
私自身投資を始めた今年の1月はこれで20年後は大金持ちだー!!なんて舞い上がっていましたが、5ヶ月間投資で資産を運用してきて大分投資のリアルというものを肌で感じる事ができて現実を突きつけられて冷静になってきたところであります。
ブームで熱狂的になっている時期ほど周りが見えなくなって、皆やってるからやったのに!!なんて後悔する事にもなりかねませんからね。
それでは早速解説を始めていきたいと思います。本日もよろしくお願いいたします(*^^)/
なぜ今投資なのか?
投資をしてお金持ちになろう!!とか
コツコツと積み上げていけば必ず勝てます!!
などという文言が最近いろいろなところで見受けられるようになりました。
やれYouTubeを見れば怪しい自称投資家が自分の何千万という資産運用の結果を報告していたり
オススメの投資信託を紹介していたり
Fireして働かずに生きていきましょう!!なんてあま~い言葉が数多く宣伝され
書店には投資本やFire本がずらーっと並ぶという世はまさに大Fire時代と言っても過言では無い状況です。
なぜ、これほどまでにやれFireだ、やれ投資だと騒がれるようになったのかというと、これにはちゃんと理由があります。
【話題になること=お金になること】なのでこのような情報に踊らされるだけでは、ただのカモになりかねませんから、しっかりと時代背景とともに理由をつかんでいって頂ければと思います。
高い投資商材を買わされた挙げ句の果てに対した儲けも出なかったなんて話は山のようにありますし、実際問題私も一回ひっかかって買わされたこともありますので、皆様は絶対に気をつけてください!
さて、時は少し遡りまして、2020年のコロナショックにより株価は一時大暴落しました。
私が実際に買っている米国株のインデックスファンドeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の値動きを見てみますと2020年3月31日の基準価格は9,738円と相当な暴落を食らっております。
現在、この記事を書いている2022年5月14日(土)時点で基準価格は17,727円ですから当時もかなりの人々が苦しんだことと考えられます。
しかし、コロナショックで下がった株価は瞬く間に回復していき元の基準価格まであっという間に戻っていきました。
それどころか株価は2021年はずっと右肩上がりで米国株はまさにバブルの絶頂といったお祝いムードが続いていったのです。
なぜこのような急激な株価の値上がりが起きたのかというと
コロナ禍によって受けた経済損失を補填するために世界各国で紙幣を大量に刷ったためです。
紙幣が大量に出回るようになれば、当然紙幣の価値が下がって、モノの価値(物価)が急騰します。
現にアメリカの現在のインフレ率は約8%とすさまじい上げ幅になっています。
このコロナ禍への対応のために大量に刷られた紙幣によって企業は大量の資金を調達し、株価はバブルといっても過言ではないレベルの右肩上がりを記録した。
これがざっくりとした2021年の株式市場の動向であり、この景気の良さは瞬く間に日本中にまで伝播し、積立NISAに一般NISAをはじめとした少額投資優遇制度やイデコ(確定拠出型年金)における投資運用のブームに火をつけたのです。
まさに文字通りFireして燃える勢いでブームが到来したわけですね!
このように株式市場が好調な時はFire(株の不労所得で労働をせずに生きていく手法)や投資のノウハウについての需要が高まるため、YouTubeで自称資産家達がこぞって情報発信を始めるわけです。
まさにお金の匂いに敏感な彼らはハイエナのようにお祭り会場にあらわれては自分の出店を展開していくわけですね。そして市場の賑わいが薄れるとさっと店じまいして消えていくのも特徴です笑
こんなにブームになっていたのにもかかわらず、私の耳にこの投資ブームの話が届いたのが2021年も暮れる11月の事でございました笑(恐るべきマネーリテラシーの低さですねw)
地方の田舎に住んでいた私は東京から久しぶりに帰って来た友達と夜に焼き肉を食べにいって友人から投資の話を聞いたのがそのキッカケです。
当時の私ができるお金の話と言えばトイレ掃除で宝くじを当てようと頑張るという現実逃避レベルの話でしたから友人との金融知識の差はもはや雲泥でした。
いきなり米国株の過去30年チャートを見せられて
ほら、過去30年の平均は年利9.8%も上昇しているだろう?
ひと月10万円、年間120万円もこの年利で運用できれば20年もすれば大金持ちになれるぞww
お前もせいぜい積立ニーサで年間40万円くらいは運用したらどうだ?
とすっごい上から目線で来られてカチンと来たのを昨日のことのように覚えています笑
まあ、その日から携帯料金や固定費の見直しなど節約の勉強も始まったのできっかけをくれたことには感謝していますがね(..;)
こうしてお金にうっとい私のところにまでやっとのこと届いた投資ブームでしたが
現状はすでに2021年の喧噪から打って変わって状況は大きく動きつつあったのです…。
株価が好調であれば投資ブームが起きる
投資ブームが起きれば投資のネタを元に情報発信が盛んになる
現在の好調な株価はコロナ対策で配られたあぶく銭の上に成り立っている…
悪化+停滞+敗北+資金難
2022年は株式市場にとっては向かい風の相場です。
ウクライナ危機に始まったロシアとウクライナの戦争による世界情勢の悪化
中国企業の業績不振による中国経済の成長鈍化
中国企業の中でもアメリカのGAFAM(Google、APPLE、Facebook※現在のメタ・プラットフォーム、AmazonMicrosoftの頭文字)に匹敵するとされていたBATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)の成長が思った以上の成果が出せていない現状があります。
一時期は次世代のGAFAMだ!!
中国はアメリカと違って社会主義国家として、国家を挙げてBATHを運営していくのだから国VS一企業の勝負では現在のGAFAMもいずれは勝てなくなるに違いない!!
BATHに投資すればきっと明るい未来が待っている!!
なんて淡い期待を抱いて投資をしてすさまじい含み損を食らっているような方々をネット上で何人も見てきました。
中国はアメリカと違って金融における法整備がまだまだ未成熟な国です。
金融という世界は大量のお金を動かす国家の心臓部ですから、ここが腐れば一気に一国が滅びる要因にもつながりかねません。
アメリカでは高校生でさえも金融教育をしっかりと施され高いマネーリテラシーを兼ね備えているまさに金融大国といっても過言では無いほど、お金に関しては長年積み上げられてきた大量のノウハウとしっかりとした法整備がなされている数少ない国です。
大切なお金を守る為にはしっかりとした法整備は必要不可欠!
国の都合で、明日から皆さんの預金を取り上げまーす♪なんて仮に言ってくるような国があったとしたら金融もクソもあったモノではありませんよね?笑
中国のような著作権すらも曖昧で(アウトよりのアウト)、国家主席が白と言ったものが、たとえ真っ黒なカラスであったとしても白として取り扱われるような国では、とてもではありませんがまともな金融に関する法整備などなされるはずがないのです。
ちまたではもうアメリカはオワコンだよ!
人口が増えてて、これから産業が発展してくる新興国の方が後々は伸びてくるに決まっている!
なんて声も聞かれますが、これらの新興国は確かに成長性においてはアメリカやEU、日本といった成長しきってしまっている先進国に比べたら伸びしろはあるかもしれません。
しかし、金融市場に関する運営についてはまだまだひよっこも良いところで、ノウハウも法整備も実績も全然足りておりません。
新興国の通貨はインフレも酷く、昨日買えた代物が今日は同じ値段で買えなくなっているという事すらざらに起こるほど通貨に対する信用すらない国もあります。
酷いところでは自国の通貨ではなく基軸通貨であるドルを持っていた方が安心すると国民が言う国すらあるほどです。
つまり、新興国に投資をするのは伸びしろはあれど、それに見合わない大きな金融リスクを背負い込むハメになって割りにあっていないため投資先としては不人気なのが現状なのです。
話を戻します。
ロシアの暴挙によってロシア株は当然の暴落、今見てきたように中国株の成長も芳しくありません。
それに加えてアメリカのGAFAMの成長の鈍化も加わりました。
4月に行われた決算においてGAFAMはまさかの決算ミスによって米国株はまさに暗礁に乗り上げました。
アメリカの代表的な株価指数であったS&P500(アメリカの大型株500社で構成された指数。簡単にいうとアメリカ最強500社がたたき出す平均点のことです!)は例年右肩上がりの成績をたたき出しており、日本においても人気の投資先でしたが
S&P500を右肩上がりの成長に引きあげていたのはすべてGAFAMのたった5社の売り上げが好調だったおかげであり、他の495社の売り上げはほとんど成長のない横ばいの状態でした。
そのS&P500を最強の指数たらしめていたGAFAM5社のうち3社が赤字決算という結末を迎えてしまったのです。
これはバスケットボールでいうところの最強のスタメン5人のうち3人が退場を食らってしまったようなもので、まさに米国株は荒れに荒れて暴落の一途を現在進行形でたどる事になりました。
ここまででも株式市場に明るい未来がまったく差し込まないにも関わらず、株価暴落の要因はまだあります。
アメリカ経済の物価上昇、すなわちインフレです。
アメリカのインフレ率は約8%と過去に類を見ないほどの高い上昇率を記録しております。
これは前述したコロナ禍対策でお金を大量に刷りすぎてしまったことが原因です。
なので、アメリカのFRB(米連邦準備制度理事会)、日本で言うところのアメリカ版日本銀行は
利上げを行う事を断言しております。
利上げというのは政策金利を上げることで、企業が銀行からお金を借りるときにかかる利子が上がってしまうことを意味します。
すると今まで低金利でお金をじゃんじゃん借りられていたアメリカ企業は、今まで通りには資金を思うように調達する事が難しくなってきます。
よってこの2022年という年はアメリカ企業によってはまさしく試練の年になっており、利上げによる資金調達難をいかにして乗り切るかという瀬戸際に立たされているのです。
ウクライナ戦争、中国の成長鈍化、GAFAM決算ミスによる敗北にアメリカのインフレ対策と市場はまさに泣きっ面に蜂状態…
結局、今投資を始めるべきなの?
さて、2021年にコロナ禍対策によって大量に刷られたあぶく銭によって好調な株式市場が形成され、その反動によって起こされたインフレなど様々なマイナス要因が重なって2022年の株式市場は荒れに荒れているという現状を要点だけかいつまんで解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
これを踏まえて現在投資を始めるべきか否かについて100万円近く投資で運用している私の考えを述べさせて頂きたいと思います。
結論から先に言いますと、慎重に積立投資から入っていくのが良いと思います。
私は昨年貯まった100万円を一括で投資してしまいましたが、一括投資だと上がった時の儲け分は当然大きくなるのですが、下がった時資産の減少は本当に心がしんどいです(泣)。
私も含めて、多くの方は日々の労働によるストレスの対価に得た大切なお金を使って投資をすると思いますので、増えるのであればともかく、日々減っているのを眺めるのはかなり心にしんどいものがあります…
しかし、株は安くなった時に買って、高くなった時に売れば儲かるという代物ですので、せっかく安くなってくれているのにもかかわらずただ指をくわえて眺めているのも機会損失になってしまいかねません。
現状では上がる要因がなく、まったく光が差し込まない暗闇のような状態ではあるものの、いつどこで何があって状況が変わるのかは分りません。
未来は誰にも読めませんし、分らないのです。
そこで私の今後の購入方針としてはしばらくは分散の利いたインデックスファンドを積立投資で定額をコツコツと買っていく方法をとっていこうと考えております。
どこまで株価が下がるのかは分らないのが現状です。
こんな状況で自分の命運を個別株で購入した1社に託してしまうのははっきりいってリスクが高すぎます。
個別株は下がり切って大損したら、そのまま株価が上がらずに塩漬けになって終わりという危険があるためです。
自分の大切な資産をたった1社にかけるような危ない真似はできない!!
そんな方でも安心して分散投資ができるように現代の私達には手数料が低コストでプロの投資家が実際に運用してくれるインデックスファンドという強い味方がいます!!
500社や3000社、全世界株なら世界中の約9,800社に分散投資を利かすこともできるインデックスファンドを購入すれば1社の倒産とともに株券が紙切れになるといったリスクを背負わずに済むため、株に知識がない素人でも簡単に分散投資を利かすことができるのです!
確かに現在の株式市場は不安定でお先真っ暗な不安要素しかありません。
しかし、どこまで値下がりするのかが分らないとしても、また上がってしまってから購入するのでは遅いのです。
自分の資産が減少するような、はっきりいって恐ろしい局面ではありますが、ピンチはチャンスでもあります。
私の好きな漫画に進撃の巨人があるのですが、作中のセリフに
”何も捨てる事ができない人には、何も変えることはできないだろう”
というセリフがあります。投資における心構えもまったく同じで、資産が減少するかもしれないというリスクを冒し、その恐怖に打ち勝った者だけが歴史上利益を享受してきました。
株式市場は先の見えない難しい局面を迎えております。
投資をすれば必ず儲かる!なぜまだ投資をやってないの?!
と皆が右ならえして投資を始めると必ず儲かるという明るい局面はとっくに過ぎ去りました。
それでも過去を振り返ればリーマンショックなど様々な金融危機はこれまでに幾度とありましたが、
あのリーマンショックの大暴落を食らい資産を半分以上溶かした人でさえ、現在まで投資を続けていれば収支は大幅なプラスになっていることがデータ上分っております。
たとえ少額であったとしても、勇気を持って前に進んだ人にのみ明るい未来はやってくると私は思うのです。
結論:たとえ月額1,000円からでも、今投資を始める価値はある。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
投資を始めて5ヶ月目に入る若輩者ではありますが、誰が読んでも分りやすいような内容になるよう心がけて執筆をさせて頂きました。
私自身先月では30万円近くあった含み益が3万円にまで暴落し精神的にメンタルダメージを食らっている今日この頃ではありますが、しっかりと長期的な目線を持って積立投資をコツコツと続けていきたいと考えております。
現在投資を既に初めている方は一緒に頑張って行きましょう!
それでは今回はこの辺で失礼させて頂きます。ここまで読んで頂きありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう!さよなら~(*^^)/
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